危険物乙4の受験料、なぜ5,300円に値上げされた?
2023年10月1日、危険物取扱者試験の受験料が改定され、乙種(乙4を含む)は従来の4,600円から5,300円へと値上げされました。
なぜ値上げされたのか? 主な理由は、試験問題の印刷・輸送コスト、会場の賃料、人件費といった、試験運営に関わる様々な経費が高騰しているためです。全国で公正な試験を実施し続けるために、やむを得ない改定と言えるでしょう。
参考までに、他の試験区分の料金も確認しておきましょう。
| 試験区分 | 新料金(2023年10月1日〜) | 旧料金 |
|---|---|---|
| 甲種 | 6,600円 | 6,600円 (変更なし) |
| 乙種(乙1〜乙6) | 5,300円 | 4,600円 |
| 丙種 | 4,300円 | 3,700円 |
甲種は据え置きですが、乙種と丙種が値上げされています。乙4を受験する方は、現在の料金が5,300円であることを覚えておきましょう。
受験料の支払い方法は2種類!講師のおすすめは「電子申請」
受験料の支払いを含む出願手続きには、「電子申請」と「書面申請」の2つの方法があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | 電子申請 | 書面申請 |
|---|---|---|
| 申請方法 | パソコン・スマホで完結 | 願書を入手し、郵送または持参 |
| 受付時間 | 24時間いつでも可能 | 窓口の受付時間内 |
| 受験料の支払 | クレジットカード、コンビニ決済など | 都道府県の収入証紙を願書に貼付 |
| 手数料 | 受験料とは別にシステム利用料230円程度 | 手数料なし(ただし郵送代がかかる) |
| メリット | 手軽で早い、証明写真がデータでOK | インターネットが苦手な人でも安心 |
| デメリット | システム利用料がかかる | 願書の入手や[収入証紙](/terms/revenue-stamp)の購入に手間がかかる |
【講師の視点】
結論から言うと、圧倒的に「電子申請」をおすすめします。願書を取り寄せたり、慣れない[収入証紙](/terms/revenue-stamp)を買いに行ったりする手間が一切かかりません。特に日中忙しい社会人や学生の方にとって、24時間いつでもスマホで出願できるメリットは非常に大きいです。
具体例:書面申請の手間 書面申請の場合、「願書を消防署や消防試験研究センターの支部で入手 → 証明写真を撮る → 銀行や県庁で収入証紙を購入 → 願書に記入・貼付 → 簡易書留で郵送」というステップが必要です。特に収入証紙は販売場所が限られており、「間違えて収入印紙を買ってしまった」というミスも起こりがちなので注意が必要です。
受験料以外にかかる費用は?トータルコストを把握しよう
危険物乙4の取得には、受験料以外にもいくつかの費用がかかります。全体の予算感を掴んでおきましょう。
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受験料:5,300円
- これは必須の費用です。
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テキスト・問題集代:約2,000円〜4,000円
- 独学で合格を目指す場合、市販の参考書や問題集が必須です。自分に合ったものを1〜2冊用意しましょう。
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免状交付手数料:2,900円
- 試験に合格した後、免許状を発行してもらうための手数料です。これも合格者全員が必要になります。
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その他の費用(交通費、証明写真代など)
- 試験会場までの交通費や、申請に必要な証明写真代(電子申請ならデータでOK)も考慮しておきましょう。
注意点: これらの費用を合計すると、乙4資格を1回で取得するのにかかるトータルコストは約11,000円前後が目安となります。受験料を無駄にしないためにも、一発合格を目指してしっかり対策することが重要です。
5,300円の価値は十分!危険物乙4資格が「すごい」理由
「受験料が値上げしたのか…」と少し気落ちした方もいるかもしれませんが、危険物乙4は、その費用を払ってでも取得する価値が非常に高い国家資格です。
- 幅広い求人: ガソリンスタンド、化学工場、タンクローリーのドライバー、ビルの管理・メンテナンスなど、乙4が必須または歓迎される職場は非常に多いです。
- 資格手当の可能性: 企業によっては、毎月数千円の資格手当が支給される場合があります。数ヶ月で受験費用を回収できる計算になります。
- 一度取得すれば更新不要: 運転免許のような定期的な更新はありません(ただし、実務に就いている場合は定期的な保安講習の受講義務があります)。一生モノのスキルとなります。
- 他資格へのステップアップ: 乙4を取得すると、他の乙種区分の試験で法令と物化の科目が免除されるため、
[乙種全類制覇](/terms/otsushu-zenrui)も狙いやすくなります。
5,300円という費用は、将来のキャリアや収入アップにつながる「自己投資」と考えれば、極めてコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
よくあるミス
- 収入印紙と収入証紙を間違える: 書面申請で最も多いミスです。国に納めるのが「収入印紙」、都道府県に納めるのが「収入証紙」です。全くの別物なので注意してください。
- 電子申請の支払い期限を過ぎる: コンビニ決済などを選択した場合、支払い期限が設定されています。期限を過ぎると申し込み自体が無効になるため、メールを必ず確認しましょう。
- 願書の提出期限に間に合わない: 特に郵送の場合、消印有効日をしっかり確認し、余裕をもって発送することが大切です。
- 証明写真の規定を守らない: サイズが違う、背景が無地でない、顔が隠れているなどの不備があると、再提出を求められ手続きが遅れる原因になります。



