第1石油類のイメージ
試験対策

第1石油類だいいちせきゆるい

引火点が21℃未満の石油類。ガソリン、ベンゼン、トルエンなどが該当し、特に引火しやすい。貯蔵・取扱いに厳重な注意が必要。
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第1石油類とは

危険物取扱者 乙種第4類(乙4)の試験において、第1石油類は頻出かつ重要なキーワードです。これは、数ある危険物の中でも特に引火しやすい性質を持つため、その特性と取り扱いについて深く理解しておく必要があります。

簡単に言うと、第1石油類は引火点が21℃未満の石油類を指します。引火点とは、液体が蒸気を放出し、その蒸気が空気と混ざり合って火を近づけると引火する最低温度のこと。つまり、第1石油類は常温に近い温度でも容易に引火する危険性があるということです。

この危険性から、第1石油類は貯蔵・取扱いに細心の注意を払わなければなりません。保管場所の温度管理、静電気対策、換気など、法令で定められた安全対策を遵守することが不可欠です。

例えるなら、第1石油類は「ちょっとした火種でも大火災につながる可能性を秘めた爆弾」のようなもの。その潜在的な危険性を常に意識し、慎重に取り扱う必要があります。

試験のポイント

乙4試験では、第1石油類に関するさまざまな角度からの問題が出題されます。主なポイントは以下の通りです。

  • 定義の正確な理解: 「引火点が21℃未満の石油類」という定義を確実に暗記しましょう。数値を間違えて覚えていると、誤った選択肢を選んでしまう可能性があります。
  • 具体例の把握: ガソリン、ベンゼン、トルエンなど、代表的な第1石油類を覚えましょう。問題文でこれらの物質名が出てきた際に、すぐに第1石油類だと判断できる必要があります。
  • 指定数量: 第1石油類の指定数量は、非水溶性液体が200リットル、水溶性液体が400リットルです。指定数量以上の量を貯蔵・取扱う場合は、消防法に基づく規制を受けます。
  • 貯蔵・取扱いの注意点: 静電気対策、火気厳禁、換気、適切な容器の使用など、安全な貯蔵・取扱いに関する知識が問われます。
  • 水溶性/非水溶性の区別: 第1石油類には、水溶性と非水溶性のものがあります。消火方法や取り扱い方法が異なるため、それぞれの性質を理解しておきましょう。

ひっかけ問題の注意点:

  • 引火点の数値: 「21℃以上」や「20℃未満」など、数値を少し変えた選択肢に注意しましょう。
  • 具体例の混同: 第2石油類や第3石油類など、他の石油類と具体例を混同させる問題が出題されることがあります。
  • 消火方法の誤り: 水溶性第1石油類の火災に対して、水で消火できるという誤った選択肢に注意しましょう。水溶性液体は水と混ざり合う性質を持つため、水で消火しようとすると火災が拡大する可能性があります。アルコール泡消火剤などが有効です。

具体例・数値データ

  • ガソリン: 車の燃料として広く使用されています。引火点は-43℃と非常に低く、取り扱いには十分な注意が必要です。
  • ベンゼン: 特有の芳香を持つ無色の液体で、化学工業の原料として使用されます。引火点は-11℃です。
  • トルエン: 無色の液体で、溶剤や化学工業の原料として使用されます。引火点は4℃です。
  • アセトン: 無色の液体で、溶剤や洗浄剤として使用されます。引火点は-18℃です。
  • エチルエーテル: 無色の液体で、麻酔薬や溶剤として使用されます。引火点は-45℃と極めて低く、非常に危険です。

数値データ:

物質名引火点 (℃)水溶性指定数量 (L)
ガソリン-43×200
ベンゼン-11×200
トルエン4×200
アセトン-18400
エチルエーテル-45400

※指定数量は、非水溶性液体の場合は200リットル、水溶性液体の場合は400リットルです。

まとめ

  • 第1石油類は、引火点が21℃未満の石油類
  • ガソリン、ベンゼン、トルエン、アセトン、エチルエーテルなどが該当。
  • 指定数量は、非水溶性液体が200リットル、水溶性液体が400リットル
  • 静電気対策、火気厳禁、換気など、安全な貯蔵・取扱いが重要。
  • 水溶性/非水溶性の違いを理解し、適切な消火方法を選択する。

第1石油類は、乙4試験において避けて通れない重要なテーマです。この記事を参考に、しっかりと理解を深め、試験合格を目指してください。

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