アースのイメージ
試験対策

アースあーす

電気回路や電気機器を大地に接続し、電位をゼロに近づけること。静電気の蓄積を防ぎ、感電事故のリスクを低減させる。
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アースとは

「アース」とは、電気回路や電気機器を大地(地球)に接続し、その電位をほぼゼロ(基準)に近づけることを指します。難しい言葉を使わずに言うと、電気製品に溜まった余分な電気を地面に逃がすための安全対策です。

想像してみてください。冬の乾燥した日にドアノブに触れた時、バチッと静電気が発生することがありますよね。これは体に溜まった静電気が放電される現象です。もし、危険物を扱う場所でこのような静電気が発生したら、引火性の高い液体や蒸気に引火して火災につながる可能性があります。

アースは、まさにこの静電気の蓄積を防ぐ役割を担っています。アース線を通じて電気を大地に逃がすことで、静電気による火災のリスクを大幅に低減させることができます。

また、アースは感電事故のリスクも低減します。電気製品が故障して漏電した場合、アースが施されていれば、電気が大地に流れ、感電を防ぐことができます。

アースは、私たちの安全を守るために非常に重要な役割を果たしているのです。

試験のポイント

乙4試験では、アースに関する以下のポイントがよく問われます。

  • アースの目的: 静電気の蓄積防止、感電事故の防止が主な目的であることを理解しておきましょう。
  • アースの種類: A種、B種、C種、D種などのアース種別とその接地抵抗値について問われることがあります。特に、D種接地工事(低圧機器の金属製外箱など)は頻出です。
  • アースの施工方法: アース線の種類、接地極の埋設方法など、具体的な施工方法に関する知識が必要です。
  • 静電気対策: アース以外にも、加湿、帯電防止剤の使用など、静電気対策全般に関する知識を問われることがあります。

ひっかけ問題の注意点:

  • 「アースは、必ずしも火災を防止できるとは限らない」といった記述に注意しましょう。アースはあくまで静電気による火災のリスクを低減させるものであり、他の原因による火災までは防止できません。
  • アース種別と接地抵抗値の組み合わせを間違えないようにしましょう。特にD種接地工事の接地抵抗値は覚えておく必要があります。
  • 「アースは、人体に安全な電圧まで下げる効果がある」といった記述は誤りです。アースは感電を防止するものであり、電圧を下げるものではありません。

過去問を繰り返し解くことで、出題傾向を掴み、ひっかけ問題に惑わされないように対策しましょう。

具体例・数値データ

  • D種接地工事の接地抵抗値: 100Ω以下 (地絡遮断装置がある場合は500Ω以下)。この数値は暗記必須です。
  • 静電気のエネルギー: わずか0.2mJの静電気でも、ガソリン蒸気に引火する可能性があります。アースの重要性が理解できるでしょう。
  • アース線の種類: 一般的にIV電線(絶縁電線)が使用されます。太さ(断面積)は、電気設備の規模によって異なります。
  • アースターミナル: 電気製品の金属部分に設けられているアース接続用の端子。緑色または緑/黄色のストライプで識別されます。

具体例:

  • ガソリンスタンドの給油機には、必ずアースが施されています。これは、給油中に発生する静電気による引火を防ぐためです。
  • 化学工場など、引火性物質を扱う場所では、作業着や床材にも帯電防止加工が施されています。

まとめ

  • アースは、電気回路や電気機器を大地に接続し、電位をゼロに近づけること。
  • 主な目的は、静電気の蓄積防止と感電事故の防止。
  • D種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下(地絡遮断装置がある場合は500Ω以下)。
  • アースは、静電気による火災のリスクを低減させるものであり、他の原因による火災までは防止できない。
  • 過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握することが重要。

これらのポイントをしっかり押さえて、試験に臨んでください!

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