危険物に関する法令

危険物 指定数量 一覧表きけんぶつ していすうりょう いちらんひょう

危険物の種類ごとに、一定量以上の貯蔵・取扱いに許可が必要となる数量をまとめた表。消防法で定められ、危険物を取り扱う際の基準となる。
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危険物 指定数量 一覧表とは

危険物取扱者乙種第4類(以下、乙4)の試験において、指定数量一覧表は、危険物の貯蔵・取扱いの可否を判断する上で非常に重要な情報源です。これは、消防法で定められた危険物の種類ごとに、一定量以上の貯蔵や取扱いを行う際に許可が必要となる数量をまとめたものです。乙4の試験では、この指定数量に関する知識が不可欠であり、合格への鍵を握ると言っても過言ではありません。

乙4での出題ポイント

乙4の試験では、指定数量に関する問題が様々な形で出題されます。以下に、頻出の問われ方と、ひっかけの注意点を具体的に示します。

  1. 指定数量の暗記: 各危険物の指定数量を直接問う問題は頻出です。「ガソリンの指定数量はいくらか?」「アルコール類の指定数量は?」といった形式で出題されます。

  2. 倍数計算: 貯蔵・取扱う危険物の量が指定数量の何倍になるかを計算させる問題もよく見られます。複数の危険物を混合して貯蔵・取扱う場合は、それぞれの倍数を合計する必要があります。

  3. 危険物の類・品名との組み合わせ: ある危険物がどの類に属し、どのような品名に該当するかを問う問題と、その指定数量を関連付けて問う問題が出題されます。

  4. 例外規定: 一部の危険物には、指定数量の例外規定が存在します。例えば、アルコール濃度が低いアルコール類は指定数量が異なります。こうした例外規定を把握しておくことが重要です。

  5. ひっかけ問題: 例えば、「第4類危険物のみを貯蔵する場合、指定数量の合計が200を超えなければ許可は不要である」といった、一見正しそうに見える誤った記述が含まれる問題が出題されることがあります。これは、指定数量の倍数の合計が1を超えると許可が必要になるため、誤りです。問題文を注意深く読み、勘違いしないようにしましょう。

覚えるべき数値・比較

危険物の指定数量は、危険物の種類や性状によって異なります。以下の表に、乙4の試験で特に重要な危険物の指定数量をまとめました。

危険物の種類品名指定数量
第4類特殊引火物50リットル
第4類第一石油類(非水溶性液体)200リットル
第4類アルコール類400リットル
第4類第二石油類(非水溶性液体)1,000リットル
第4類第三石油類(非水溶性液体)2,000リットル
第4類第四石油類6,000リットル

これらの指定数量は、必ず暗記しておきましょう。また、水溶性液体と非水溶性液体では指定数量が異なる場合があるため、注意が必要です。例えば、第一石油類の場合、非水溶性液体は200リットルですが、水溶性液体は400リットルとなります。

よくあるミス

乙4の受験生が陥りやすいミスとその理由、そして正しい覚え方を以下に示します。

  1. 指定数量と貯蔵・取扱いの許可基準を混同する: 指定数量は、一定量以上の危険物を貯蔵・取扱う場合に許可が必要となる基準を示すものであり、貯蔵・取扱いの方法や設備に関する基準とは異なります。覚え方: 指定数量は「許可のトリガー」とイメージし、具体的な貯蔵・取扱いの基準は別途学習すると区別しやすいでしょう。

  2. 倍数計算で単純な足し算をしてしまう: 複数の危険物を貯蔵・取扱う場合、それぞれの危険物の量を指定数量で割り、その合計が1を超えると許可が必要になります。単純な足し算ではないことに注意が必要です。覚え方: 「(各危険物の量 ÷ 各危険物の指定数量)の合計 > 1 で許可が必要」という式を常に意識しましょう。

  3. 水溶性と非水溶性の区別を忘れる: 一部の危険物(第一石油類、第二石油類、第三石油類)には、水溶性と非水溶性によって指定数量が異なるものがあります。この区別を忘れると、誤った計算をしてしまいます。覚え方: 水溶性の液体は、非水溶性の液体よりも水で薄まるため、危険性が低いと考えることができます。そのため、一般的に水溶性液体の指定数量は非水溶性液体よりも多くなります。

  4. 特殊引火物の指定数量を誤って覚える: 特殊引火物の指定数量は50リットルと、他の危険物と比較して非常に少ないため、忘れやすいです。覚え方: 特殊引火物は、引火点が非常に低く、極めて危険な物質であるため、指定数量が最も少ないと覚えましょう。

まとめ

  • 指定数量は、危険物の種類ごとに定められた、貯蔵・取扱いの許可が必要となる基準量です。
  • 乙4の試験では、指定数量の暗記、倍数計算、類・品名との組み合わせなどが頻出です。
  • 水溶性と非水溶性で指定数量が異なる危険物があることに注意しましょう。
  • 倍数計算は、各危険物の量 ÷ 各危険物の指定数量の合計で行います。
  • 特殊引火物は50リットルと、指定数量が非常に少ないことを覚えておきましょう。

これらのポイントをしっかりと理解し、暗記することで、乙4の試験における指定数量に関する問題を確実に得点源にすることができます。合格目指して頑張ってください!

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