C-5-2

類別ごとの消火方法最終整理

監修: 危険物学習チーム

更新 2026-02-19 / 10

目次

  1. 各類別の危険物に適した消火方法を理解できる。
  2. 水系消火剤が使用できない危険物を判別できる。
  3. 泡消火剤、ハロゲン化物消火剤、粉末消火剤の特性を理解し、適切な使用方法を説明できる。
  4. 火災の状況に応じて適切な消火方法を選択できる。
  5. 類別を跨いだ火災において、消火方法の優先順位を判断できる。

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類別ごとの消火方法最終整理

危険物取扱者乙種第4類の試験では、各類別の危険物に適した消火方法を理解していることが重要です。ここでは、類別ごとの消火方法を整理し、試験対策に役立つ知識をまとめます。

第1類:酸化性固体

  • 消火方法:大量の水による冷却消火
  • 酸化性固体は、他の物質の燃焼を助ける性質があります。そのため、燃焼物を取り除くか、酸化剤を冷却することで消火します。注水消火が基本ですが、可燃物と混合すると爆発の危険性があるため、周囲の状況に注意が必要です。水溶性のものは、希釈効果も期待できます。

第2類:可燃性固体

  • 消火方法:乾燥砂、粉末消火剤、または窒息消火
  • 可燃性固体は、引火点が低く燃えやすい固体です。水と反応する危険物(金属粉など)もあるため、注水消火は禁物です。乾燥砂や粉末消火剤で覆って酸素を遮断するか、窒息消火が有効です。硫黄や赤リンなどは、水溶性ではないため注水による冷却は効果が薄いです。

第3類:自然発火性物質及び禁水性物質

  • 消火方法:乾燥砂、粉末消火剤、または専用の消火剤
  • 自然発火性物質は、空気中で自然に発火する危険があります。禁水性物質は、水と反応して発熱または可燃性ガスを発生させるため、注水は厳禁です。乾燥砂や粉末消火剤で覆って酸素を遮断するか、専用の消火剤を使用します。特に、金属ナトリウムなどアルカリ金属は、水と激しく反応するため注意が必要です。

第4類:引火性液体

  • 消火方法:泡消火剤、ハロゲン化物消火剤、粉末消火剤、または窒息消火
  • 引火性液体は、蒸気が燃焼するため、蒸気の発生を抑えるか、酸素を遮断することが重要です。泡消火剤は、液体表面を覆って蒸気の発生を抑え、酸素を遮断します。ハロゲン化物消火剤や粉末消火剤も有効ですが、ハロンガスは環境への影響から使用が制限されています。大量の注水は、火災を拡大させる可能性があるため、避けるべきです。アルコール類は水溶性のため、強化液消火剤やアルコール泡消火剤が有効です。

第5類:自己反応性物質

  • 消火方法:大量の水による冷却消火
  • 自己反応性物質は、外部からの熱や衝撃により爆発的に分解する危険があります。大量の水で冷却し、分解反応を抑制することが重要です。注水消火が基本ですが、周囲への影響を考慮する必要があります。状況によっては、安全な場所へ移動させることも検討します。

第6類:酸化性液体

  • 消火方法:大量の水による冷却消火
  • 酸化性液体は、他の物質の燃焼を助ける性質があります。大量の水で冷却し、可燃物との接触を避けることが重要です。注水消火が基本ですが、周囲の状況に注意が必要です。強酸性のものが多いため、保護具を着用して作業を行います。

複数の類にまたがる火災の場合

複数の類にまたがる火災の場合、最も危険性の高い物質、または火災が拡大する可能性の高い物質を優先的に消火します。例えば、第3類と第4類の危険物が混合している場合、まず第3類の危険物の消火を優先します。なぜなら、第3類は水と反応して火災を拡大させる可能性があるためです。

このページの要点

  • 各類別の危険物に適した消火方法を確実に覚える。
  • 注水消火ができない危険物(第2類の一部、第3類、第4類の一部)を区別する。
  • 泡消火剤、ハロゲン化物消火剤、粉末消火剤の特性を理解する。
  • 複数の類にまたがる火災の場合の消火方法の優先順位を理解する。
  • 過去問を繰り返し解き、知識を定着させる。

試験のポイント

  • 第1類、第5類、第6類は原則注水消火。
  • 第2類、第3類は注水厳禁。乾燥砂や粉末消火剤を使用。
  • 第4類は泡、ハロゲン化物、粉末消火剤が有効。アルコール類にはアルコール泡消火剤。
  • 複数の類にまたがる火災では、危険性の高いものから消火。

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