A-5-4

法令分野の頻出論点総まとめ

監修: 危険物学習チーム

更新 2026-02-19 / 10

目次

  1. 貯蔵・取扱いの基準と違反時の措置を理解できる
  2. 運搬・移送の基準と違反時の措置を理解できる
  3. 行政命令の種類と内容を把握できる
  4. 違反行為に対する罰則を理解できる

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貯蔵・取扱いの基準

危険物の貯蔵と取扱いは、火災予防のために厳格に基準が定められています。これらの基準は、危険物の種類や量、施設の構造、場所などによって異なります。

貯蔵基準のポイント

  • 指定数量以上の危険物の貯蔵: 許可を受けた場所以外での貯蔵は禁止されています。
  • 容器: 危険物の性質に適した容器を使用する必要があります。容器は密栓し、損傷や腐食がないか定期的に点検する必要があります。
  • 保管場所: 直射日光や高温を避け、換気の良い場所に保管する必要があります。可燃性のものや酸化性のあるものなど、一緒に保管できない危険物もあります。
  • 消火設備: 貯蔵場所には、適切な消火設備を設置する必要があります。消火設備の種類や能力は、危険物の種類や量によって異なります。

取扱いの基準のポイント

  • 指定数量以上の危険物の取扱い: 許可を受けた場所以外での取扱いは原則禁止です。
  • 火気厳禁: 取扱場所では、火気の使用は厳禁です。喫煙や火花の発生する作業も禁止されています。
  • 保護具の着用: 取扱いの際には、保護メガネや手袋などの保護具を着用する必要があります。
  • 漏洩防止: 危険物が漏洩しないように注意して取り扱う必要があります。漏洩した場合は、直ちに適切な措置を講じる必要があります。

運搬・移送の基準

危険物の運搬と移送も、火災や事故を防止するために厳しい基準が設けられています。これらの基準は、運搬容器、車両、運搬方法など、多岐にわたります。

運搬基準のポイント

  • 運搬容器: 危険物の性質に適した容器を使用し、堅固で漏洩のないものである必要があります。容器には、危険物の品名、危険等級、化学名などを表示する必要があります。
  • 運搬車両: 運搬車両には、消火器を備え付ける必要があります。また、車両には、危険物を運搬中であることを示す標識を掲示する必要があります。
  • 運搬方法: 危険物を安全に運搬するために、運搬方法が定められています。急発進、急ブレーキ、急ハンドルなどの危険な運転は禁止されています。

移送基準のポイント

  • 移送方法: 配管による移送の場合、漏洩防止措置が必要です。専用のポンプやバルブを使用し、定期的な点検が必要です。
  • 移送経路: 人の多い場所や火気のある場所を避けるなど、安全な経路を選定する必要があります。

行政命令と罰則

消防法に基づいて、危険物の貯蔵、取扱い、運搬に関する基準が守られていない場合、消防機関から行政命令が出されることがあります。また、違反行為に対しては罰則が科せられます。

行政命令の種類

  • 措置命令: 危険物の貯蔵、取扱い、運搬の方法の改善や、危険物の除去などを命じる命令です。
  • 使用停止命令: 危険物の貯蔵、取扱い、運搬の一時的な停止を命じる命令です。
  • 許可の取り消し: 危険物製造所等の設置許可を取り消す命令です。

罰則

消防法に違反した場合、懲役や罰金が科せられることがあります。罰則の内容は、違反行為の種類や程度によって異なります。特に、人命に関わるような重大な違反行為に対しては、より重い罰則が科せられます。

具体例

  • 無許可で指定数量以上の危険物を貯蔵した場合:懲役または罰金
  • 危険物の取扱いに必要な資格を持たずに作業した場合:罰金
  • 火気厳禁の場所で喫煙した場合:罰金

日頃から法令を遵守し、安全な作業を心がけることが重要です。

このページの要点

  • 危険物の貯蔵・取扱いの基準は、火災予防のために重要です。
  • 運搬・移送の基準も、事故防止のために遵守する必要があります。
  • 行政命令は、違反行為に対する是正措置です。
  • 違反行為には罰則が科せられます。
  • 安全意識を高め、法令を遵守しましょう。

試験のポイント

  • 危険物の貯蔵・取扱いは、指定数量、容器、保管場所、消火設備など、細かく基準が定められています。
  • 危険物の運搬・移送は、運搬容器、車両、運搬方法など、安全を確保するための基準があります。
  • 消防法違反には、措置命令、使用停止命令、許可の取り消しなどの行政命令が下されることがあります。
  • 消防法に違反すると、懲役や罰金などの罰則が科せられることがあります。
  • 日頃から法令を遵守し、危険物の取扱いに注意することが重要です。

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