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第4類危険物の分類体系

監修: 危険物学習チーム

更新 2026-02-19 / 10

目次

  1. 第4類危険物の種類を理解できる
  2. 第4類危険物の危険性の度合いを分類できる
  3. 各分類に属する代表的な危険物を挙げられる
  4. 指定数量の概念を理解し、計算の基礎を習得できる

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第4類危険物とは?

危険物の中でも、特に火災のリスクが高いのが第4類危険物です。第4類危険物は、引火性液体であり、ガソリン、灯油、軽油、アルコール類など、私たちの生活に身近なものが多く含まれています。これらの液体は、わずかな火源でも容易に引火し、爆発的な燃焼を引き起こす可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

第4類危険物の分類

第4類危険物は、その危険性の度合いによって、さらに細かく分類されています。これは、火災予防や消火の方法を適切に選択するために非常に重要です。分類は以下の通りです。

  • 特殊引火物:引火点が極めて低く、ごくわずかなエネルギーでも引火する危険性が高い物質。ジエチルエーテルや二硫化炭素などが該当します。
  • 第1石油類:引火点が21℃未満の液体で、ガソリン、ベンゼンなどが該当します。揮発性が高く、引火しやすいのが特徴です。
  • アルコール類:分子量によって分類が異なります。メタノール、エタノールなどが該当します。水溶性を持つものが多いです。
  • 第2石油類:引火点が21℃以上70℃未満の液体で、灯油、軽油などが該当します。第1石油類に比べて引火の危険性は低いですが、依然として注意が必要です。
  • 第3石油類:引火点が70℃以上200℃未満の液体で、重油、クレオソート油などが該当します。加熱によって引火する可能性があります。
  • 第4石油類:引火点が200℃以上の液体で、潤滑油、ギヤー油などが該当します。比較的安全ですが、高温環境下では引火の危険性があります。
  • 動植物油類:動物または植物から抽出された油で、不飽和脂肪酸を多く含むものは酸化されやすく、自然発火の危険性があります。アマニ油、綿実油などが該当します。

指定数量とは?

危険物を貯蔵したり、取り扱ったりする際には、一定の量を超える場合に消防法に基づく規制を受けます。この規制を受けるかどうかの基準となるのが「指定数量」です。指定数量は、危険物の種類や分類によって異なり、指定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱う場合は、消防署への届け出や許可が必要になります。

指定数量は、危険物の危険度を示す指標の一つでもあり、特殊引火物が最も少なく、危険度が高いことを示しています。たとえば、ガソリンの指定数量は200リットルですが、灯油は1000リットルです。

指定数量の計算

異なる種類の危険物を複数貯蔵・取り扱う場合、それぞれの危険物の数量を指定数量で割った値の合計が1以上になると、規制を受けることになります。この計算式は以下の通りです。

(Aの数量 / Aの指定数量) + (Bの数量 / Bの指定数量) + ... ≧ 1

例えば、ガソリン100リットルと灯油500リットルを貯蔵する場合:

(100 / 200) + (500 / 1000) = 0.5 + 0.5 = 1

この場合、合計が1になるため、消防法上の規制を受けることになります。

代表的な第4類危険物

区分代表的な危険物指定数量(L)主な用途
特殊引火物ジエチルエーテル50溶媒、麻酔薬
第1石油類ガソリン200自動車燃料
アルコール類メタノール400溶媒、燃料、化学原料
第2石油類灯油1000暖房、照明
第3石油類重油2000ボイラー燃料、船舶燃料
第4石油類潤滑油6000機械の潤滑
動植物油類アマニ油10000塗料、印刷インキ

第4類危険物の取り扱いにおける注意点

  • 火気厳禁: 第4類危険物の近くでは、火気の使用は絶対に避けてください。静電気にも注意が必要です。
  • 換気: 蒸気が滞留しないように、換気を十分に行ってください。
  • 容器: 密閉できる容器を使用し、直射日光を避けて冷暗所に保管してください。
  • 漏洩対策: 漏洩が発生した場合は、速やかに適切な処理を行い、火災の発生を防いでください。

このページの要点

  • 第4類危険物は引火性液体であり、火災のリスクが高い。
  • 危険性に応じて、特殊引火物、第1~4石油類、アルコール類、動植物油類に分類される。
  • 指定数量を超えて危険物を貯蔵・取り扱う場合は、消防法に基づく規制を受ける。
  • 危険物の取り扱いには、火気厳禁、換気、適切な容器の使用、漏洩対策が重要。

試験のポイント

  • 第4類危険物は引火性液体である
  • 第4類危険物は危険度によって細かく分類されている
  • 指定数量は危険物の規制基準となる
  • 異なる種類の危険物を扱う場合、指定数量の按分計算が必要
  • 第4類危険物の取り扱いには十分な注意が必要

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